XMLファイルの開き方
「国税庁の電子申請等証明書のXMLファイルをエクセルで開いて、文字化けして困っていませんか?今回は、そんな悩みを解決する方法をご紹介します。
国税庁が提供する電子申請等証明書は、法人税や消費税などの税務申告をインターネットを通じて行う際に必要となる電子証明書です。これを使用することで、紙の申告書類を提出する手間が省け、効率的な申告が可能となります。
国税庁の電子申請等証明書を開くには
「e-Taxソフト」の署名検証機能を利用して「XMLファイル」を表示させます。
「e-Taxソフト」のメニューボタンの「オプション」から「署名検証」をクリックします
→「参照」をクリックし、表示させたい「XMLファイル」を選択します
→その後、「検証」をクリックします
→「署名検証結果・証明書情報」画面が表示されるので、内容を確認し「OK」をクリックします
→「証明書の表示」ボタンをクリックします
以上の作業で、「XMLファイル」が正しく表示されます。
開き方と文字化けの原因
XMLファイルをエクセルで開く際に、文字化けが発生する原因は、エンコーディングの違いによるものです。国税庁の電子申請等証明書のXMLファイルは、UTF-8形式でエンコードされていますが、エクセルはShift_JIS形式で開こうとするため、文字化けが発生してしまいます。
文字化けの原因
XMLファイルをエクセルで開く際に、文字化けが発生する原因は、エンコーディングの違いによるものです。国税庁の電子申請等証明書のXMLファイルは、UTF-8形式でエンコードされていますが、エクセルはShift_JIS形式で開こうとするため、文字化けが発生してしまいます。
また、ダウンロードしたzipファイルを解凍したら公文書ファイルが文字化けしていることがあります。
Windows 7以前の古いWindows OSやUTF-8に対応していない解凍ソフトを使用している場合に起こります。
<Internet Explorerの場合>
マウスの右ボタンをクリックし、コンテキストメニューを表示させます
→「エンコード」から「自動選択」を指定して、公文書の「XMLファイル」を開きます
→公文書の「XMLファイル」を開いたまま、Internet Explorer上で右クリックし、「エンコード」から「日本語(自動選択)」を選択します
<Safariの場合>
Safariのメニューから「表示」→「テキストエンコーディング」→「Unicode(UTF-8)」を指定して、公文書のXMLファイルを開きます。
以上が文字化けの対処方法です。
変換する方法
ファイルを他文字コードからUTF-8に変換するには、
1,「メモ帳」で文字コードを変換する
スタートメニューから「すべてのプログラム」をクリックし、「アクセサリ」から「メモ帳」を開きます
→メニューバーのファイルから「名前を付けて保存」をクリックして、文字コードの項目を「UTF-8」に設定し、任意のファイル名で保存します
文字化けの対処法
では、具体的にどのようにすれば文字化けを解消できるのでしょうか?以下に手順をご紹介します。
1. XMLファイルをメモ帳で開く
まず、XMLファイルをメモ帳で開きます。ファイルを右クリックし、「開く」の中から「メモ帳」を選択して開きます。
2. エンコードを変換する
メモ帳で開いたXMLファイルを、Shift_JIS形式に変換します。メモ帳のメニューバーから「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択し、保存ダイアログが表示されたら、「文字コード」のプルダウンメニューで「Shift_JIS」を選択します。
3. エクセルで開く
変換したXMLファイルをエクセルで開きます。エクセルを起動し、「ファイル」→「開く」から、先ほど変換したXMLファイルを選択して開きます。
4. 文字化けが解消されたことを確認する
エクセルで開いたXMLファイルが、文字化けせずに正しく表示されていることを確認しましょう。
Internet Explorerで文字コードを変更する
文字コードを変更したいファイルの末尾が「.txt」であることを確認します
→異なる場合は「.txt」に変更しておきます
→テキストファイルをInternet Explorerの画面上にドラッグ&ドロップし、画面を右クリックして「エンコード」を選択し、Unicode(UTF-8)がチェックされているか確認します
→テキストファイルに正しく文字コード変更が行われていたらファイルを保存します
まとめ
国税庁の電子申請等証明書のXMLファイルをエクセルで開く際に発生する文字化けを解消する方法です。この方法を試して、スムーズに申告作業が進められることを願っています。最後までお読みいただきありがとうございました。