fancyzonesは、Windowsのスナップ機能をより使いやすくしてくれる、モニターを整理するためのツールです。モニターに複数のウィンドウをキレイに並べて使いたい方にオススメです。
fancyzonesは、テンプレートから様々なレイアウトを選ぶ事ができ、好みのレイアウトを作って登録することもできます。
モニター1つで2〜3つ以上のウィンドウを並べて使用する事ができます。
今回はfancyzonesについてお話していきたいと思います。
fancyzonesの使い方
fancyzonesを使うには、まずPowerToysというアプリをダウンロードする必要があります。
ダウンロードページは下記に記載しますので、ここでは使い方を説明します。
fancyzonesはPowerToysのタスクバー、タスクトレイに格納されてるので、ダブルクリックをして起動させてください。
fancyzonesを選択し、レイアウトエディターを起動をクリックします。
ウィンドウのタイトルバーをShiftキーを押しながらドラッグします。
ドラッグを開始すると、デスクトップ上に半透明の領域(ゾーン)が数個表示されます。
初期設定の場合、横に3分割されます。
マウスポインターがゾーンの上にくると、ブルーがかった半透明の色に変わります。
マウスポインターを離すと、ドラッグしていたウィンドウがゾーンにピッタリとハマります。
カスタム設定を登録する
テンプレートに好みのレイアウトがない場合、オリジナルのレイアウトを作成してみましょう。
ベースに使うレイアウトを選択し、左下にあるEdit selected layoutをクリックします。
ゾーンの表示がダークグレイに変わるので、マウスを操作し新しい区切りを作ったり、位置を移動させたりしてみましょう。
レイアウトが決まったら、名前を付けてSave and applyをクリックし、保存します。
その他の設定
Zone behavior
レイアウト編集画面を開くためのショートカットの割り当てや、Windows本来のスナップ機能を上書きするためのオプションです。
リストの先頭にあるHold Shift key to activate zones while draggingのチェックボックスがオンになっていると、Shiftキーを押しながらドラッグしなければfancyzonesが機能しません。
しかしオフにすることで、Shiftキーを押さずに、マウスでウィンドウをドラッグするだけでfancyzonesを使う事ができます。
ですが、単にドラッグするだけでは自由に移動することができないので、必ずどこかのゾーンにフィットさせなければいけないので注意してくださいね。
Appearance
fancyzonesが動作しているときの、半透明表示の色を変更する事ができます。
ゾーンの選択、未選択、輪郭線の3つを設定できます。
Excluded Apps
fancyzonesを使いたくない時や、スナップしては困るアプリを登録する事ができます。
起動時の設定
PowerToysの設定画面の左側上にある、fancyzonesを選択すると、fancyzonesの設定画面が開きます。
デフォルト設定でONになっていますが、FancyZonesを有効化する、がONになっていることを確認してください。
セカンドモニターの設定
テンプレートを選択すると、サイズを確認することができます。
ダブルクリックをして選択した画面分割を適用させます。
初期設定では、画面分割の時にウィンドウの周りに余白ができます。このままだと分割したウィンドウが小さくなるので、それを解消します。
解消する時は、横に表示されている鉛筆マークをクリックしてください。
レイアウトの編集画面が出てきたら、ゾーン周りのスペースの数値を0に変更し保存する事で余白がなくなります。
その後は好みのレイアウトをダブルクリックし選択すればOKです。
ウィンドウの配置はShiftキーを押しながらウィンドウをドラッグします。
分割したエリアが濃い青になったら、移動したいエリアにウィンドウを持っていきます。
左クリックを離した後にShiftキーを離せば、自動でウィンドウが配置されます。
ダウンロードはどこから?
https://github.com/Microsoft/powertoys/releases
上記からダウンロードができます。
windows11で使える?
最新版であれば、 Windows11でも使用できます。